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Archive for the ‘BPMN’ Category

InfoWorld誌「Bossies 2014 Award」でBonita BPMがひとり勝ち

2014年10月4日 コメントをどうぞ

2014年度の米国InfoWorld.comのBossie(Best Of Open Source Software) Awardsが発表されました。
2013年度は、ベスト・オープンソースBPMSには、”Bonita BPM”と”Activiti”の2製品がありましたが、本年度は製品が淘汰され、”Activiti”が敗退し、”Bonita BPM”のみになっています。
今年3月の米国BPM技術コンファレンス「bpmNext」参加の折、”Activiti”はビジネスで苦戦しているとの噂を聞きましたが、案の定でした。

2014年度はベスト・オープンソースBRMSではDroolsが選ばれているのが注目です。

itp commerce、BPMN 2.0 「メソッド&スタイル」 ウィザードをサポート

2014年5月17日 コメントをどうぞ

2004年5月16日、BPMN 2.0 モデリングツールのリーディング・ベンダーではあるitp commerceは、Bruce Silver著のBPMN 2.0 実践書「BPMNメソッド&スタイル」に記述されているトップダウン型プロセスモデリング方法論をウィザード形式でナビゲートするプロセスモデラー6 サービス·リリース1を発表しました。

BPMN 2.0 「メソッド&スタイル」 ウィザード

このウィザードは、Bruce Silver氏が同書で提唱している「階層的なトップダウンモデリング」をナビゲートするもので、5ステップのモデリング過程を段階的に進めることで構造化されたプロセスモデルを作成する方法論が学習できるようになっています。

プロセスモデルの可視化を担当するプロセス・デザイナーが業務担当者と一緒に業務のアウトラインをインタビュー形式でまとめ上げる際には、有効なツールになると思います。

ボトムアップモデリングの弊害は、全体観を見失い、細かいことに議論が終始し、まとまりがつかなくなることです。業務の流れの全体観を最初に掴み、徐々に詳細化を考えるトップダウンモデリングは日本人が苦手な手法のようですが、このウィザードを繰り返し活用することにより、何を最初に抑えておくべきかヒアリング/インタビューの勘所が自然に身について行くと思います。

私自身、このウィザードを体験してきましたが、思いつくままにアクティビティを列挙し、下から上にプロセス構造を組み上げて行くより、効率性が良いと感じています。

お興味ある方は、20日間の評価版で是非試してみてください。

「メソッド&スタイル」 ウィザードのステップ

Method_Style1-5

ウイザードを使って完成させたトップレベルのエンド・ツー・エンド・プロセス図

MS_createdModelfull

bpmNEXT 2014セッションビデオ

本年3月に米国で開催されたbpmNEXT 2014で「BPMN 2.0 メソッド&スタイル」の著者、Bruce Sliver氏とProcess Modeler for Visioの開発元itp commerce CEOのStephan Fischli氏との共演でこのウィザードが紹介されています。
以下はその24分間のセッションビデオです。

BPMN 2.0 モデル交換のライブ・デモがYoutubeで公開される

2014年3月31日 コメントをどうぞ

先日紹介した「BPMN Model Interchange(XMLによるモデル交換) のライブデモ」が次のURLで見られます。

https://www.youtube.com/watch?v=Tf7ktcnV3OQ

このデモは、先週米国のモントレーで開催されたBPMイベント「bpmNEXT」で行われた10ベンダー競演による45分間のライブデモの収録です。

実は私も同イベント会場で聴衆していた参加者の一人でした。

ご覧になれば、BPMソフトウエアの分野ではBPMN 2.0 XMLによるモデル交換がポピラーになっていることが分かると思います。

BPMN 2.0 異種ベンダー間モデル交換ソリューションが続々とライナップ

2014年3月22日 コメントをどうぞ

BPMN 2.0 標準規格が発行されてから、はや2年経ちました。各BPMツールベンダーはその間、同2.0バーションの仕様に基いたモデル交換ソリューションの開発を行ってきましたが、やっと彼らのBPMソリューションとして実演ができる状況になったようです。

BPMN Model Interchange(XMLによるモデル交換) のライブデモが bpmNEXTOMG technical meeting の2つのイベント期間中、同時に行われます。このイベントはOMG BPMN Model Interchange Working Group (BPMN MIWG) のDenis Gagne氏が主催者となり、多くのBPMNベースのツールとプラットフォームの実演が行われます。

このライブデモの参加企業は次の通りです。

◾Blueworks Live from IBM
◾Bonita BPM Studio Community Edition from Bonitasoft (Open Source)
◾Oracle BPM Suite from Oracle
◾Process Modeler for Microsoft Visio from itp-commerce
◾ADONIS from BOC Group
◾camunda Modeler and camunda-bpmn.js from camunda (Open Source)
◾Signavio Process Editor from Signavio
◾W4 BPMN+ from W4 Software
◾Yaoqiang BPMN Editor from Yaoqiang
◾Activiti Designer from Alfresco (Open Source)
◾BPMN Visio Modeler and BPMN Web Modeler from Trisotech
◾With the participation of BPM.com
◾and the participation of KnowProcess.com

bpmNEXT
開催期間: 2014年3月25日-27日
モデル交換デモ: 2014年3月26日 11:00 (PT:太平洋時間) YouTube放映
場所: Asilomar Conference Grounds
800 Asilomar Ave, Pacific Grove, CA 93950, United States

OMG technical meeting
開催期間: 2014年3月24日-28日
モデル交換デモ: 2014年3月26日 14:00 (ET:ヨーロッパ時間) YouTube放映
場所: Hyatt Regency Reston
Lake Thoreau room (2nd floor)
1800 Presidents Street, Reston, VA 20190

日本国内でもすぐ利用可能
現在、上記のソリューションのうち、Bonita BPMProcess Modeler for Microsoft Visioの2製品が、下図のコンセプトに基づき完全日本語版で利用可能な状況になっています。

ビジネスプロセス管理サイクル

プロセス管理サイクル

この図は、BPMN Model Interchange(XMLによるモデル交換)の技術を活用し、上流のプロセス可視化から、下流のBPMツールの用いたプロセスの自動化とオペレーションまで、一連のビジネスプロセス管理サイクルが異種ベンダーツール間で可能になった一例です。

参照日本語情報:
Bonita BPM:オープンソースBPMジャパン株式会社
Process Modeler for Microsoft Visio:itp commerce 日本語サイト
BPMN Model Interchange(XMLによるモデル交換) :BPMNメッソド&スタイル(BPMNモデリング実践書)

ブルース・シルバー著「BPMNメソッド&スタイル」日本語版、アマゾンで予約開始

2013年8月29日 コメントをどうぞ

ここ数ヶ月、本書の翻訳/監修を行っていましたが、ようやくアマゾンから販売できる状況となりましたので、お知らせします。

本書は、BPMNでビジネスプロセスをモデリングする業務コンサルタント、BPMアプリケーションの設計者、および開発者の必読書です。
英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語に続き、ようやく日本でもBPMNの実践書が入手可能となりました。

詳細は、以下のイメージをクリックしてください。

カバーイメージ

BPMN 2.0 プロセス・モデリング実践書 「BPMN メソッド&スタイル」日本語版、ただいま翻訳中…

2013年7月4日 コメントをどうぞ

日本BPM協会では、ブルース・シルバー著、原題「BPMN Method & Style」の日本語出版を準備中です。

日本BPM協会からの「BPMN2.0プロセス・モデリング実践書「BPMNメソッド&スタイル」日本語版発刊予定のお知らせ」 をご参照ください。

著者のブルース・シルバーは、BPMN2.0の策定の中心人物であり、彼が提唱するモデリングアプローチにはその実践性に定評があります。本書は、モデリング技術の基本思想とともに、実用上の勘所が豊富な例図でわかりやすく解説されており、BPM実践者の必読書となっています。

現在、私は7月末を完了目標に監訳作業中です。

同書では、上流のビジネスプロセスの分析・設計にitp-commerceのProcess Modeler for Microsoft Viso、下流のBPMSにBonitaオープンソースBPMをサンプルに取り上げ、BPMNをベースに上流から下流までのビジネスプロセス・モデリングの実践例を解説しています。

岩田

経済産業省の「業務最適化のための業務モデリングに関する調査研究」結果の公表

2012年8月1日 コメントをどうぞ

以前、本ブログで紹介した標題の調査研究 結果が経済産業省のホームページで公表されているので紹介したい。

同調査研究は、政府内の業務・システムの最適化や調達プロセスに新しい業務モデリング手法であるBPMNを適用することを想定した場合、その効果と課題の検証をすること目的としている。具体的には次の検証を行うこととしている。

  • BPM/BPMNによる行政業務業務改革の高度化の可能性を検証する
  • 行政業務へのBPMNの適用可能性の検証する。
  • 特に、行政業務の基本となる法律・手続きBPMNで可視化できるのか、その可能性と課題の検証する

なお、同調査研究は下記の2社に委託されたもので、企画競争公募時の委託予算規模は上限は9,000万円だったと記憶している。

公表ページ

担当局:商務情報政策局 情報プロジェクト室
発行月:2012年6月
タイトル:平成23年度電子経済産業省推進費(業務最適化のための業務モデリングに関する調査研究)

公表内容とコメント

1. 全体サマリ

同サマリは、研究成果がコンパクトに、分かりやすく要約されており好感の持てる内容である。
この資料で私の目を引くのは、
ページ17:「相互運用性について」
ページ19:「プロトタイピングやシミュレーションの活用」
ページ20:「個別プロジェクトでの導入」
ページ26:「法律や制度へのモデリングの適用」
である。

特に「法律や制度へのモデリングの適用」研究は、グッドアイデアだと思う。

2. 調査研究1 (担当:株式会社 三菱総合研究所)
業務モデリング手法の検証と政府情報システムへの示唆の整理

3. 調査研究2 (担当:みずほ情報総研 株式会社)
制度に基づく手続き情報の標準モデル化と検証

所感

同調査研究は、本研究所で発信してきた研究成果と非常にかぶる内容であったが、日本BPM協会での活動成果や私個人の見解など多く引用していただいて感謝している。多額の税金が投入された研究成果であるので、さらに発展させ民間企業への成果活用に是非つなげて頂きたい。

残念なことはツールの比較評価である。日本国内の限られた製品で、しかも偏ったBPMN適用性検証が行われていた点である。BPM/BPMNの導入検討ユーザーは、くれぐれもこのレポートを鵜呑みにすべきではありません!また、BPM技術は日進月歩進化しており、1年前の製品評価が今日の製品評価につながらない現実があります。