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Archive for 2013年7月

BPMN 2.0 プロセス・モデリング実践書 「BPMN メソッド&スタイル」日本語版、ただいま翻訳中…

2013年7月4日 コメントをどうぞ

日本BPM協会では、ブルース・シルバー著、原題「BPMN Method & Style」の日本語出版を準備中です。

日本BPM協会からの「BPMN2.0プロセス・モデリング実践書「BPMNメソッド&スタイル」日本語版発刊予定のお知らせ」 をご参照ください。

著者のブルース・シルバーは、BPMN2.0の策定の中心人物であり、彼が提唱するモデリングアプローチにはその実践性に定評があります。本書は、モデリング技術の基本思想とともに、実用上の勘所が豊富な例図でわかりやすく解説されており、BPM実践者の必読書となっています。

現在、私は7月末を完了目標に監訳作業中です。

同書では、上流のビジネスプロセスの分析・設計にitp-commerceのProcess Modeler for Microsoft Viso、下流のBPMSにBonitaオープンソースBPMをサンプルに取り上げ、BPMNをベースに上流から下流までのビジネスプロセス・モデリングの実践例を解説しています。

岩田

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BPMN 2.0 対応 Process Modeler for Microsoft Visio バージョン6 日本語版発売へ

2013年7月1日 コメントをどうぞ

当研究所は、7月1日から正式にスイス itp commerce 社の日本国内総販売元として、Process Modeler for Microsoft Visio バージョン6日本語版を発売します。詳細は、itp commerce 社日本語Webサイトおよび本ブログの「プロセスモデラー6の紹介」タグをご覧ください。

同製品の日本語旧バージョンは、これまで日本国内でITパールのプロセスモデラーとして親しまれ、一部の先進企業およびコンサルタントに利用されてきました。

バージョン6は、BPMへの実装に向けたBPMN 2.0仕様に準拠しており、同仕様で規定されている「100%準拠ツール」の次の要求機能を満足する最新版です。

  • 2.0のすべての図形記号とOMG仕様に沿った記号使用ナビゲーションおよび構文検証をサポート
  • 2.0仕様で規定されているBPMN適合サブクラス(記述モデル、分析モデル、共通実行可能モデル、実行可能モデル)別の記号集合パレットのサポート
  • BPMN 2.0 XML形式ファイルのインポート/エクスポート機能によって、他のBPMN 2.0サポートツールとモデル交換が可能
  • プロセス図、コラボレーション図の他、BPMN 2.0で追加されたカンバセーション図およびコレオグラフィ図の作図をサポート

さらに、組織を横断する多数のプロセスモデルを一元的、かつ体系的に管理するリポジトリ機能が次のように強化されています。BPMN 2.0ではサブプロセスを特定のプロセス図内から分離し共通プロセス部品として再利用可能であるため、個々のプロセス図の相互関係を管理するリポジトリ機能が必須です。

  • ローカルリポジトリ(標準装備)とチームリポジトリ(追加オプション)の2層管理と連動
  • BPMNプロセス図の上位層にバリューチェーン図式を採用し、ビジネスプロセス体系を構造的に管理
  • 企業または組織全体のプロセス鳥瞰図から目的のプロセスモデルを探索、ドリルダウンが可能

特筆すべきは、プロセス図の作図品質を自動検証する仕掛けとレポーティング機能が具備されたことです。この仕掛けは、ブルース・シルバーの著書「BPMNメソッド&スタイル」に記載されているモデリングの原則と作図ルールを製品内に実装し自動判定するものです。チームプレーで組織的にモデリングを行う場合、これまでは記述のルールを定め、手作業でそのルールに逸脱するモデルを検出する必要がありましたが、この仕掛けによって、ツールが自動検証することでモデリング品質の均一化と表現の統一が容易になります。また、BPMNの初心者でも自動検証により、高い学習効果が得られることが実際の教育現場で実証されています。

自動検証に関わる機能の一端を下図に示します。(左:品質レポート、中央:検証範囲指定、右:検証のヘルプ)

ModelQuality  Options Help

中央の図の検証範囲指定オプションには、「BPMNメソッド&スタイル」の他、スイス電子政府標準(eCH) のBPMN検証オプションがあるのが注目点です。

この検証ルールの原点となるブルース・シルバーの著書「BPMNメソッド&スタイル」は現在、日本語翻訳中であり、今後2ヶ月以内に出版される予定です。出版の詳細が決定しだい当ブログでお知らせします。

同製品の価格は、1年間の期間契約ライセンスで約300ドルという異例の価格設定です。BPM関連の製品はこれまで高価なため、技術調査の取り組みや導入の大きな障壁となっていましたが、オープンソースBPMの登場などで、個人でも手が届く状況に変化しています。

Microsoft Visioをお持ちの方ならトライアルをお勧めします。Visioのバージョン、エディションに制限はありません。

岩田