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業務プロセス標準表記BPMNを「武器」にITの投資の半減は可能か?

先日、GoodEggしくみや、代表の山原雅人さんとお会いする機会があり、以下のセミナータイトルについて、ディスカッションした。
話題は、「IT投資が半減する」というキーワードだ。

IT投資半減を実現したプロセス改革実践事例
~業務プロセスの標準表記を「武器」にする!~
2011年11月29日(火)14時00分~17時00分(3時間)

山原さんとの一問一答:

Q1: 山原さん、「IT投資が半減する」と言い切ってしまっていいんですか?

A1:はい、自分自身で実践してみて確信を持っています。

Q2:具体的には?

A2:ビジネスプロセスで定義した要件以外のことは、SIerさんに要求しないことです。SIerさんは、「この要件だけでは、動かないでしょう。」と言って、あれやこれやと追加機能含めて提案してきました。当然、見積価格も膨らむ一方です。
しかし、私はこのプロセスは現場業務担当者と仕事の手順、段取りを一緒に考え、合意をとったものなので、「もし、プロセス要件に変更があれば、チェンジオーダー分をちゃんとお支払いします」と言って、プロセスに定義されたこと以外はやる必要はないと突っぱねました。

Q3: その結果は?

A3: チェンジオーダーは発生せず、SIerさんの当初の提案価格の半分にIT投資を抑えることができたのです。現場のユーザーとビジネスプロセスを一緒に考えることは苦労が伴いましたが、要件をしっかり固めてことがコスト低減のカナメと確信した次第です。

Q4: セミナーで伝えたいことは?

A4: 私の実践経験から情報システム部門の方々に現場業務担当者を巻き込むビジネスプロセス・モデリングのコツをお伝えしたいのです。

 

※詳細を知りたい方、疑問に思われる方は、是非セミナーにご参加ください。但しユーザー企業の情報システム部門の方々を対象にしています。

 

感想:

IT業界はそもそも、業務設計図なしにアプリケーション開発の請負契約が成立している未成熟でリスクの大きい産業である。山原さんの提言は、この問題を委託側の情報システム部門と受託側のSIerの両面から指摘している。これまでアプリケーション開発プロジェクトは、そもそもシステム要件の揺れがある前提でプロジェクト・マネージメントで問題を回避しようとしていた。プロジェクト・マネージメントは問題の是正(過度の残業、契約範囲の見直しと交渉)をリアクティブに図ることが主眼で(コスト・オーバーの抑制効果はあるが)根本的なコスト低減には貢献しない。システム要件のベースとなる業務設計図の開発に力を注ぐことは、プロアクティブな事前問題解消法であり、プロセス指向開発が「IT投資が半減する」と表現してもおかしくない。

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  1. 2011年11月13日08:12

    ユーザー企業側が「ビジネスプロセスで定義した要件以外のことは、SIerさんに要求しない」という考えに大賛成です。
    SIerさん側も、ビジネスプロセスが適切に定義されていればコンティンジェンシーを下げるなど、ビジネスプロセス設計の完成度をソフト開発の見積価格に反映するなどの努力をしていただきたいです。

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