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Archive for 2008年9月

ビジネスルールにモデリングは存在するか?Modeling Forum 2008のフォロー

2008年9月24日 1件のコメント

先日、9月18日の「Modeling Forum 2008」にて、「BPM推進のための2つの可視化技法」(プロセスモデリングとルールモデリング )と題したショート講演を行いましたが、満席でご参加できなかった方々のために、そのときの講演資料を公開します(PDF 2,908KB)。

ビジネスルールマネージメント(BRM)は、銀行/保険業などの査定業務や通信業の料金計算など特定市場で発展した特異な製品技術である。ビジネスプロセスマネージメント(BPM)と語呂が似ていることと、ルール中心のコンセプトを掲げBPMと対峙していたことが、BPMに比してイマイチ市場認知度が低い原因ではなかったのかと思われる。 しかし、BRMとBPMは、 R(ルール)とP(プロセス)の違いを除いて次に挙げる共通的な概念・思想を持っており、BRMは、ビジネスプロセスに内在する意思決定(ディシジョン)プロセスを分離独立させ、SOAの概念を取り入れてそのプロセスをWebサービス化できるため、BPMの補完的役割を担えると考えている。

  1. ビジネスとITの共同設計思想
  2. プログラムコードからの分離独立
  3. 実行可能設計(Executable Design)
  4. 業務改善サイクル(PDCA)

BRM(管理概念)からBRE(ルールエンジン)へ、そしてディシジョンサービスプラットフォームへ

BizRules.Infoと言うビジネスルール情報サイトにビジネスルールエンジン(BRE)の最新系譜が「BREFamily Tree? 2008」としてまとめられている。この図をご覧いただくと分かるように、最近の動向は、IBM,SAP, Microsoft,Oracleなど大手SOA/BPMソフトウエアベンダーが自社のBPMスウィートにBREとして組込み始めていることである。源流のAI技術から発展したBRMは、BPMに対峙することなくルールエンジンとしてBPMに融合されつつあることをこの系譜から読み取ることができる。この系譜中にあるBPM専業ベンダとして有名な米国のPegasystemsは、BRMベンダーからBPMベンダーに転身した先駆者である。

先の大手SOA/BPMソフトウエアベンダーは、BREをビジネスルール専用のディシジョンサービスプラットフォームとしてSOAまたはBPMスウィート製品に加える動きがあることは明らかだ。

ビジネスルールモデリングに一石を投じるドイツのInnovationsSoftware Technology

ビジネスルールにルールフローまたは、ディシジョンフローという可視化概念をソフトウエア製品として具現化したのが同社のVisualRulesである。これまでのBRM製品のルール設計環境は、What-If文やディシジョンテーブルなどを使って静的に定義する方法が主流であったが、Visual Rulesは、ビジネスルールの世界にモデリングという概念を持ち込み、より複雑で動的なルールをBPMNと同様のフローチャート技法を用いて可視化する方式を追加提案している。この方式はSOAになじみやすく、ルールの部品化と実行手順をビジュアルに形式化でき、モデリング→即、(ノンプログラミングで)実行可能という実行可能設計も実現しているところが興味深い。現在のところ、このルールフローの可視化表現(Notation)はベンダー独自表記となっているが、将来、BPMNまたはUMLのActivityDiagramをベースに標準化されていくのではないかと考えている。
Visual Rulesのルールフロー:

 
 VisualRules ruleflow

ITアーキテクトで連載を開始しました

2008年9月22日 コメントをどうぞ

本日発売のITアーキテクトVol19で、明庭の連載「ビジネス・プロセス・モデリング講座」が始まりました。

第1回は、ビジネス・プロセス・モデラーの役割と業務フロー図作成のポイントです。

ITアーキテクト19

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ITP Process Modeler for Microsoft Visio バージョン5を発表しました

2008年9月11日 コメントをどうぞ

日揮情報ソフトウェア株式会社は、ビジネスプロセスモデリングツールITP Process Modeler forMicrosoft Visio の「Ver.5」を9 月11 日(木)より販売開始 / 9 月16 日(火)より出荷開始致します。

この度のバージョンアップでは、ビジネスプロセス標準化を推進しているOMGが本年1月に改訂したBPMN1.1 に完全準拠し、モデリング操作性や可視化表現力でも多くの改善を施しています。

また、ワークフローの標準化組織であるWfMCが開発した異種BPM ツール間のBPMN モデル交換XMLフォーマットであるXPDL2.0 に準拠したXML インポート/エクスポート機能を追加したことにより、Visioで作成したBPMN モデルと各BPM ベンダの業務プロセス設計環境との相互交換が可能となり、業務プロセス図の書き換え作業を大幅に削減できます。

さらに、モデルをデータベースで一元管理するリポジトリ機能では、モデル保存の高速化を図り、全社的な業務プロセスモデル管理、プロセスの部品化と再利用を可能にしています。

新機能

  • BPMN1.1 に完全準拠
  • XPDL2.0 に準拠し、異なるBPM ツール間でBPMNのモデル交換を行うインポート/エクスポート機能を追加
  • ITIL version2 フルサポート
  • スマートタグの採用により、スクリーン上の記述スペースを広く確保
  • 記述検証機能の強化
  • BPMN 図形要素に任意の書式設定を追加
  • 業務プロセスからMicrosoft Office Word のドキュメントをウィザード形式で自動生成
  • Microsoft Office 2007 のサポート
  • リポジトリ登録の高速化とバックグランド保存

製品リリース・スケジュール

2008 年9 月11 日より販売開始

2008 年9 月16 日より出荷開始

詳細については

本発表の全文を下記URLにてPDFで掲載しております。あわせてご覧ください。

http://www.jsys-products.com/info/news/files/20080911_ITP_V5.pdf

ITアーキテクト特別セミナーでの講演

2008年9月3日 コメントをどうぞ

2008月9月18日(木)、UMTP主催の「Modeling Forum 2008」での私のセッションは9月3日現在、満席となってしまいました。同様の内容を ITアーキテクト (株式会社 IDGジャパン)主催の「ITアーキテクト特別セミナー」で講演したしますので、ご興味ある方はご参加ください。

同セミナーのテーマは、「SOA、ユーザー企業自身がデザインする、導入のかたち」となっておりますので、ユーザー主導で進めるSOA/BPMの実行可能設計(Executable Design)について、プロセス、ルール、データの3点から考察します。

岩田

講演セッション情報 —————————————-

日時:          
2008年9月26日(金)

セッション枠: [S-3]15:50~16:35(45分間)

会場:          コクヨホール(品川)

参加費:       無料(事前登録制)

URL:           http://www.itarchitect.jp/event/special/200809/

カテゴリー:イベントセミナー, BPM