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BPM海外レポート:BPMプロジェクトが短期である理由(その1)

プロセステンプレートとビジネスフレームワーク:

BPM専業ベンダの中でLombardiとPegasystemsは、ツールのほか、業務プロセスのひな型であるテンプレートを商品として提供している。Lombardiは、ツールをTeamworks、テンプレートをBuleprintという商品名で販売している。商品であるだけにその内容は充実している。テンプレートの構成は、業務プロセスを可視化したワークフロー図だけではなく、想定する業務および作業の説明文書(業務シナリオ)、フォーム(人間との相互作業で必要なヒューマンインターフェイスの画面)の定義の3要素からなっている。

ITを利用したサービス統合部はブラックボックスとなっているが、そのサービス統合部の前後の人間系ワークフローは、そのテンプレートから実行可能なアプリケーションを生成できる具体性を持っており、ユーザはそのテンプレートをもとにフィット&ギャップ分析を行って自社の業務プロセスに改変できるようなっている。

Pegasystemsもビジネスフレームワーク(Business Frameworks)という名称で同様のソリューションを提供している。両社ともテンプレート化されている業界分野は、銀行、保険、ヘルスケアに集中している。

プロセステンプレートで重要なデータの裏付け:

プロセステンプレートと言うと、ワークフローを可視化したプロセスフローダイアグラムのカタログ集のイメージが強い。しかし、人間が関与する作業を具体的に明示するにはデータの定義が合わせて必要になる。先のようにBPMの実装ツールベンダが提供しているテンプレートは、実装のための型紙と言えよう。人間と機械のヒューマンインターフェイス仕様であるフォーム(画面)を定義し、人間の作業(ヒューマンアクティビティ)に関連付け、どの役割が、どの作業で、どのデータを参照または入力しているのか具体的に例示しており、プロセスの裏で流れるデータ(あるいはトランザクション)仕様をテンプレートに包含させている。

海外のBPM適用事例でBPMプロジェクト期間が3~4か月と短期である理由のひとつにこれらのテンプレートが効果をもたらしているのだろう。

残念ながら弊社がWeb公開しているBPMN業務フローテンプレートは、先のテンプレート3要素のうち、業務シナリオとフォーム定義が欠けており、ワークフローサンプル図の域を脱していない。

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カテゴリー:BPM
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